北海道と大陸の架橋構想(北海道新聞記事97.01.26)
【モスクワ25日伊藤一哉】北海道からサハリン経由でロシア本土までを橋で結ぶ雄大
な構想を進めている「北海道とユーラシア大陸を結ぶ会」(安濃豊代表幹事)の代表団は
二十四日、モスクワでロ日協会のロマネンコ理事長やロシア外務省幹部と会談。いずれも
架橋構想に賛意を示した。ロ日協会は同会の正式プロジェクトとして推進してゆく意向を
表明、三十一日に「結ぶ会」との間で構想推進の覚書に調印する。
宗谷海峡と間宮海峡を総延長約五十キロの二つの橋で結び、日ロ間の人的・経済的交流
を一気に活性化しようという構想。「結ぶ会」では懸案の平和条約調印を最終目的として
いる。
ロ日協会のロマネンコ理事長は「日ロ協会とも協力し、今後チェルノムイルジン首相ら
ロシア政府上層部にも働き掛けていくべきだ」などと提言した。
一方、ロシア外務省ロ日関係部のクラソーリン上級顧問は「平和条約調印の基礎となる
両国間の信頼関係醸成に大きく貢献するのは間違いない」と話し、今後同省の関係した公
式の会合で構想を積極的に紹介していくことを約束した。
安濃代表幹事は「これまで夢物語のように思われていた架橋構想が初めて公的な機関に
よって認知された。実現に向けた大きな弾みになる」と話している。